
受話器を取り、話を聞く相談員=大分市
電話による相談で自殺者を減らそうと活動している大分いのちの電話(大分市)は、相談員養成講座の受講者を募っている。
年間に寄せられる相談は約1万5千件。これを172人の相談員が交代しながら24時間体制で受けている。平均して1人が月2回担当している。
相談室にはブースが二つあり、それぞれに相談員が待機。「24時間365日体制を維持するには少なくとも225人の相談員が必要。まだ53人足りない」と小河清三事務局長。人が足りなければ1ブース対応になる場合があり、受話器を取れないケースも出てくる。
「『やっとつながった』という声を聞くことがある。一本の電話も逃したくない」と女性相談員(40代)。「17円しかない」「リストラされ5カ月が過ぎた。面接も30回以上受けたのに…」「うつ病なんです」「リストカットを繰り返している」。寄せられる相談は年々、深刻化している。
女性相談員は「少しずつ立ち直り、自分を取り戻していく相談者に巡り合うと『人ってすごい』と感動し、やりがいを感じる」と話す。そんな一人一人の熱意と思いが、いのちの電話を支えている。
× × × 相談員養成講座は、前期が5月13日~9月2日の間に17回、後期は9月16日~1月6日の間に18回ある。カウンセリングの理論、青少年の心理、人間関係やストレスと心の病、専門知識を学ぶ。受講料は前期2万円(テキスト代含む)など。応募資格は23~65歳。定員50人。締め切りは4月30日。申し込みは大分いのちの電話事務局(TEL097・537・2488)まで。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA