
テープカットする首藤勝次市長(中央)ら
バス路線の廃止に伴い、竹田市が運営する乗り合いタクシーの実証実験が4日、始まった。山間部などで生活する高齢者ら交通弱者に対し、利用しやすい交通手段の確保を図る。
竹田市では2006年以降、バス会社が8路線を廃止。昨年10月からは9路線が加わり、市はバス会社に委託(本年度は約3千万円)して路線を維持しているが、利用者が少ないのが現状。市はこのうち、市南部地域(嫗岳、宮砥、入田各地区と玉来地区の一部)を対象に、10人乗りの車両を運行させる。
開始式は市役所であり、関係者ら20人が出席。首藤勝次市長が「竹田らしいデマンド交通システムを構築したい」とあいさつ。運行の委託を受けた竹田交通の河野忠士社長が「安全に運行します」と宣誓。テープカットをした。
市内次倉を始発とする第1便には8人が利用。同所の主婦、工藤好子さん(78)は「ありがたい。病院に行くときなど、これまでタクシーを使っていた。きょうは美容院に行きます」と笑顔で乗り込んだ。
市によると、利用者は交通手段のない高齢者が対象で、事前の登録が必要。同日までに193世帯、248人が登録している。
週6日運行し、月、水、金曜日は嫗岳コース、火、木、土曜日は宮砥コースを巡る。
それぞれ行きは2便、帰りは3便。行き先はサンリブ竹田店や竹田医師会病院、竹田本町、JR豊後竹田駅、竹田温泉「花水月」、市役所など。利用料は1回につき300円。
実証実験は27日まで。結果を踏まえ、4月以降は本格稼働させる計画。
登録に関する問い合わせは市企画情報課(TEL0974・63・4801)へ。
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