
取り残された人をはしご車で救助=1日、トキハわさだタウン屋上
別府市光町の大火など県内各地で重大な火災が相次ぐ中、春の全国火災予防運動が1日、始まった。「火災の発生を1件でも減らそう」と、県内の消防本部や消防局、消防団は7日までの間、防災訓練やパトロールに力を入れる。
大分市玉沢の商業施設「トキハわさだタウン」では、市南消防署(多嶋田良行署長)と同施設が合同で大規模防災訓練を実施。火災時の署員と従業員との連携を強めるのが目的で、約520人が参加した。
「震度6の地震が発生し、2階から出火した」との想定。災害発生の店内アナウンスがあり、従業員は客に声を掛けて屋外に避難誘導し、消火器で初期消火。署員と従業員が協力し、負傷者を担架で運んだ。屋外では、署員がはしご車で屋上に取り残された人を救助。自動体外式除細動器(AED)の使用訓練もした。
多嶋田署長は「人的被害を出さないためにも、初期活動が大切」と講評した。
今年に入り99件、9人死亡
昨年同期比で増
県内の各消防本部・消防局などによると、県内では今年に入り99件の火災が発生している(2月26日現在)。昨年同期と比べ17件増えており、特に大火のあった別府市では7件増の12件。大分市は5件増の32件だった。
内訳は、建物57件、車両7件、林野15件、その他20件。死傷者は昨年同期より8人多い26人で、このうち死者は4人増の9人だった。大分市では2月24日と25日に住宅火災が相次ぎ、4人が死亡した。
県消防保安室は「火災から身を守るために、火元から目を離さないことや、住宅用火災警報器の設置を徹底してほしい」と話した。
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