
丸ごとカボチャを使った地獄蒸し
別府市鉄輪地区の有志が、地獄蒸し料理のメニュー開発に取り組んでいる。市の体験施設「地獄蒸し工房鉄輪」の建設を機に、昨秋から半年間、伝統的な料理法の新たな可能性を探究。10品ほどの試作品にたどり着き、23日には同市御幸の旅館「丸神屋」で地元住民や行政関係者などを招いた試食会を開いた。
約30人が出席。主催するNPO法人鉄輪温泉共栄会の園上重一代表理事が「遊び心を入れながら作った」とあいさつ。野菜と豚肉の地獄蒸しをはじめ、鶏ミンチなどを詰めて丸ごと蒸したカボチャ、竹筒の器に入れたタイと山菜のおこわ、果物入りの温かい蒸しプリンなど10品を試食した。
地元企業と開発した、地獄釜で蒸すだけの「わっぱ飯」「蒸しパン」も披露。鉄輪温泉の塩化物泉を使い、独特の塩気を利かせたお茶とコーヒーを用意した。
参加者は「食材の甘味が出ていて、肉や魚は臭みがなく食べやすい」「客層や分量などターゲットを明確にしたメニュー作りを」などと感想や意見。鉄輪育ちの浜田博市長は「実家に地獄釜があったが、工夫次第でこんなにおいしくなるのかと再認識した。大宣伝していきたい」と話した。
調理が簡単な一部のメニューは3月28日オープンの「地獄蒸し工房鉄輪」で作り方を紹介する。試食会で好評だったメニューは旅館などにレシピを配り、名物料理に育てたいという。
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