
広島市から届いた感謝状などを持つ県還暦軟式野球連盟の松瀬繁理事長(左)と久枝久さん
太平洋戦争(第2次世界大戦)を戦った日米の元軍人が、武器をグラブとバットに持ち替えてソフトボールで交流を続けており、二度と戦わないことを誓う「日米不再戦誓の碑」を昨年8月、広島市本川小学校に建立、寄贈した。この交流に参加し、石碑の設置に協力した県還暦軟式野球連盟にこのほど、広島市から感謝状が届いた。
終戦から60年以上がたった2007年12月、米国フロリダ州の元軍人を含む75歳以上で編成したチームから、平和な時代に「武器をバットに持ち替えて」野球を楽しもうと呼び掛けがあり、ハワイで「日米スーパーシニア親善野球」が開かれた。この時、大分県から久枝久さん(83)=大分市=ら6人が参加した。
そのお返しに、日本でも開催しようということになり、久枝さんは実行委員会の筆頭副委員長として東奔西走した。昨年4月4、5の両日、爆心地に近い広島市の本川小学校で「日米元軍人ソフトボール親善友好平和広島大会」を開いた。当日は村山富市元首相、秋葉忠利広島市長らも駆け付けて始球式を行うなど、大変盛り上がった。
さらに、戦争犠牲者の鎮魂と恒久平和を祈念し、同校の校庭に大理石でできたベンチ型の記念碑を建立。幅約2・5メートル、高さ約60センチ、背もたれの部分には日米両国の国旗と「日米不再戦誓の碑」の文字を刻み、8月5日に除幕した。
建立に際して県還暦軟式野球連盟の各チームは浄財を寄せた。その感謝状が、このほど届いた。
西太平洋カロリン諸島のトラック島(現ミクロネシア連邦)などで戦った久枝さんは「戦争をなくし、みんな平和に暮らしてほしいと願っている。これからも友好親善に頑張りたい」。県還暦軟式野球連盟の松瀬繁理事長は「平和や不戦を伝える碑の建立に協力することができ、すごくうれしい。二度と戦争をしてはいけない」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA