
県指定有形文化財になった旧大原家住宅の主屋=杵築市
大分県教育委員会は23日、杵築市の旧大原家住宅など6件を有形文化財に、中津市の相原山首遺跡を史跡に指定した。今回の指定で県指定の有形文化財は462件、史跡は98件となる。
有形文化財に指定されたのは、▽旧大原家住宅の主屋、長屋門▽柞原八幡宮(大分市)の本殿など10棟▽竹田市笹尾自治会山田地区が所有する木造阿弥陀(あみだ)如来坐像と同観音菩薩(ぼさつ)立像(2件)▽国東市の飯塚遺跡から出土した木簡、墨書土器▽中津市が所有する惣町大帳、市令録。
旧大原家住宅は、幕末から明治初期に杵築藩の重役を務めた大原家の居宅。主屋(木造平屋建て、233平方メートル)は18世紀前期の建物で、杵築城内の御殿を移築した可能性が高い。現在は当時の様子を伝える建物として一般に公開している。
竹田市山田地区が所有する木造阿弥陀如来坐像(ヒノキ製・高さ85・8センチ)は平安後期の作品で、京都の仏師定朝の影響を色濃く残す。惣町大帳は江戸中期以降の中津城下の様子を記録、市令録はその“ダイジェスト版”。いずれも当時の様子をうかがうことができる歴史資料。
相原山首遺跡は、古墳時代末期の古墳から火葬墓への変遷をたどることができる珍しい遺跡。鎌倉初期の墓も残っている。
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