
免状を手に喜ぶ平松享君(右)と後藤高弘教諭
大分市東大道の県立聾(ろう)学校(横山賢校長、57人)の高等部産業工芸科2年生の平松享君(17)=中津市出身=が「乙種第4類危険物取扱者」の資格試験に合格。同校としては数年ぶりとなる2人目の資格取得で、関係者は喜んでいる。
平松君は、就職に役立てようと昨年5月から資格試験に向けて準備を始めた。前期から生徒会長を務めており、生徒会やバドミントン部で放課後は忙しく、授業を活用したり、寄宿舎で勉強した。
指導した同科主任の後藤高弘教諭(46)は「教える方も、専門用語や細かなニュアンスを手話で伝えることが難しかった。2人で新しい言葉を作ったり、図を描くなど工夫した」と話す。
同資格は甲、乙、丙の3種類に分かれており、その中で乙種は1類から6類に区分される。各類ごとに扱える物品が違い、4類は石油製品が扱える。ガソリンスタンドや化学工場、塗料関係などで仕事をする際に必須の国家資格となっている。試験は11月に市内であり、12月に合格(県内の合格率は約27%)。免状が今月届いた。
平松君の夢は、自動車の製造にかかわる仕事に就くこと。「卒業まで、できるだけ多くの資格を取りたい」と笑顔。後藤教諭は「何事も一生懸命に頑張る生徒。これまでの努力が実ってよかった。これからも頑張ってほしい」と話した。
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