
「身の引き締まる思いです」と藤本淳一さん、友佳子さん夫婦
宝船を造って結婚や家の新築を祝う国東市国見町の伝統行事「船造り(入り船)」が同町櫛来地区であった。多くの地域住民が集まり、新婚2組の幸せを祈った。
1年の間に長男が結婚した家と、新築した家を祝うため、地域住民がその家にある木材やござなどを使い庭先に宝船を造って祝う民俗行事。江戸時代中期ごろに始まり、旧正月14日夜から15日にかけて行われていたが、近年は15日に近い土、日曜日にしている。
ことしはいずれも新婚の藤本淳一さん、友佳子さん夫婦と、三田(さんだ)祐也さん、美和子さん夫婦とその子どもの凌翔(りょうが)ちゃんの2組を祝った。
両家に地域住民が集まり、宝船の「船おろし」と「乗り始め」式を実施。新婚夫婦や地域の人が船に乗って棟梁(とうりょう)役になり、口上で宝船の入魂、操船、積み荷報告などの儀式をした後、もちまきをして祝った。
三田さん夫婦は「初めての体験だが、地域に祝福されてうれしい」。藤本さん夫婦は「伝統的な行事で、身の引き締まる思いです」と話していた。
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