
市民集会で発表する鈴木満さん(右)と富美子さん(左)、陽斗ちゃん=21日午後、宇佐市の「さんさん館」
宇佐市で21日に開かれた障害者への支援を考える市民集会で、ともに視覚障害がある鈴木満さん(39)、富美子さん(38)夫婦=国東市=が長男陽斗(まさと)ちゃん(1)の子育てについて発表した。2人は「子育ての不安や悩みは尽きないが、陽斗がすくすく育っているのはたくさんの人が支えてくれているおかげ」と感謝の気持ちを伝えた。
陽斗ちゃんは2008年12月に生まれた。病院を退院し、当時住んでいた宇佐市に戻って2週間は、ヘルパーらが24時間付ききりで夫婦の子育てを見守った。ミルク作りやもく浴など「ヘルパーの目を借りながら、どのようにするのか覚え、少しずつ家族3人の時間を増やしていった」と富美子さん。夫婦と市や相談支援事業所などのスタッフとの支援会議は1年で24回を数えたという。
家族は昨年末、国東市に引っ越し、新たな生活をスタートさせた。2人は「夫婦だけの子育ては、障害があってもなくても同じくらい大変だと思う。わたしたちには、たくさんの支えがある。これからも周囲の力を借りながら陽斗を育てていきたい」と決意を述べた。
市民集会は、宇佐市自立支援協議会が「地域共生社会をめざす」をテーマに開いた。市民ら約450人が参加した。
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