
明治初期の保育施設「日田養育館」の情景を伝える270体の創作和紙人形=17日午前、日田市のパトリア日田
日田市の「ひたを元気にしたい和紙人形の会」(諌元正枝代表、50人)は日本初の保育施設とされる「日田養育館」をテーマにした創作和紙人形約270体を完成させた。3月31日までパトリア日田ロビーで展示する。
同会は創作和紙人形歴四十数年の諌元さんや教室生らで15年前に発足。これまでも「西国筋郡代着任行列の景」「咸宜園の四季」の大作を仕上げており、第3弾。養育館は1869(明治2)年に現在の市内三本松に開設。有志の資金や善意で運営され、360人以上の子どもを養育したという。
人形製作は1年前から本格的にスタート。味わいのある古い和紙を探したり、躍動感あるしぐさを工夫。竹馬やお手玉、押しくらまんじゅうをしたり、施設の中心的人物諌山菽村先生のそばで駆け回る子どもたちのほか、乳児やお産の部屋、食事や牛を飼う様子など、昔の情景を温かくリアルに伝えている。
人形は町づくりに役立ててもらおうと日田市に寄贈。17日には贈呈式があった。諌元さんは「福祉発祥の地として町おこしに生かして」と話した。
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