
11年度から連携型中高一貫教育が本格始動する由布高
由布市の由布高校(平田浩司校長)と市内3中学校(挾間、庄内、湯布院)が2011年度から本格的に取り組む連携型中高一貫教育の本格始動まであと約1年となった。本年度から中高両教諭による相互乗り入れ授業を進めており、同校は「少人数クラスと交流授業できめ細かな指導ができ、生徒の学力底上げができている。一貫教育の効果が上がるよう、この一年で仕上げていきたい」と手応えを感じている。
由布高校は08年度の県教委の後期高校再編計画で廃止が検討されていたが、地域の住民や保護者などが存続運動を展開。連携型中高一貫教育導入や定員増(10年度から160人)、市内からの志願者を増やすことを条件に存続が決まった。
11年度の一貫教育本格導入を前に、本年度は推進委員会と実践研究会を発足。高校と中学教諭がチームを組み、教材を作成したり、互いの学校で教壇に立つ乗り入れ授業を週2回行っている。学校行事やボランティア活動、生徒会活動などでの交流も増え、市内各地の清掃活動なども企画している。市内3町で保護者説明会を開き、学校のPRも続けている。
10年度入学生は、2年から難関大を目指す「特別進学」、私立や短大、専門学校を目指す「総合進学」、商業系の「情報ビジネス」のほか、観光業の即戦力を育てる「観光」(新設)の四つのコースを選べる。地域振興のリーダーを育てる観光コースでは、由布市の新しいまちづくりについて提言発表するなど独自な授業を取り入れる。
同校は「教師同士の意思疎通が着実に進み、一貫教育にスムーズに取り組めるようになっている。就職も市内の業者などから求人もあり、さまざまなニーズに対応できる。市内唯一の高校としてさらに地域に愛される高校にしていきたい」としている。
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