
豊後高田市の天念寺であった修正鬼会。たいまつを手に講堂に現れた災払鬼(赤鬼)と荒鬼(黒鬼)=20日、豊後高田市
約1300年の歴史がある国東半島の伝統行事「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」(国指定重要無形民俗文化財)が20日夜、豊後高田市長岩屋の天念寺であった。
天台宗各寺院の僧侶が午後3時、昼の勤行(読経)を開始。辺りが闇に包まれた同7時すぎ、寺の前を流れる長岩屋川で介錯(かいしゃく)を務める若者らが身を清め、火の付いた3本の大たいまつを周囲に立てた。燃え上がる炎が闇夜を照らし、僧侶が鬼会の舞台となる講堂へ。
米華(まいけ)、開白(かいびゃく)、香水(こうずい)といった法舞が続き、男女の面を着けた鈴鬼が舞を繰り広げた後、仏の化身とされる災払鬼(さいはらいおに)と荒鬼が登場。「ホウレンショウヨーソラオンニワヨ」の掛け声の中、鬼は参拝者で埋まった堂内でたいまつを振り回し、火の粉が飛び散った。
「鬼の目」と呼ばれる縁起物のもちがまかれると、参拝客が奪い合い始め、鬼が背中や肩をたいまつでたたいて無病息災を祈った。
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