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武者人形に魅せられて 長野さんが展示会

[2010年02月18日 09:11]

江戸末期から昭和初期にかけての作品を所有している長野清さん

 別府市中央町の会社顧問長野清さん(64)は、全国的にも珍しい武者人形の収集家。江戸末期から昭和初期に作られた人形や甲冑(かっちゅう)およそ130体を所有している。武者人形は海外での評価が高く、多くが国外に流出しているのが現状。「たくさんの人に本物を見てもらい、武者人形の素晴らしさを知ってほしい」と、3月に初の展示会を開く。

 武者人形は男の子の健やかな成長を願い、端午の節句に飾るもの。戦国時代は武家屋敷の外にのぼりやかぶとを飾っていたが、江戸末期、屋内用のミニチュアサイズの武者人形が登場。「神武天皇」「義経と弁慶」「加藤清正」など、歴史上の英雄をモチーフとして作られるようになった。
 「最も人気があるのは江戸時代の作品。手書きの人形の目に価値があり、今や国内では手に入らない」と、京都市で人形を専門に扱う田沢古美術店主の田沢次生さん(66)。著名な作者なら500万円以上の値が付く作品もあるという。
 旅行が趣味の長野さんは約20年前、京都の古美術店で馬にまたがる武将の人形を偶然目にし、心を奪われた。「勇ましい顔つきと、今にも走りだしそうな躍動感。感動のあまり、どうしても手に入れたいと思った」。苦労しながら古い人形を探し、全国の古美術店などから数万円程度の品を購入するようになった。
 戦前の人形は大人顔という特徴があるという。「戦後は歴史上の英雄も童顔で作られるようになった。人形も細部まで作り込まれ、工芸品といえるほど。大人顔の人形の価値を見直すべきだ」と感じている。
 展示会は3月5日から5月5日(午前11時~午後4時)まで、同市流川5丁目の小料理「はすみ」で開催。90点を並べる。「気軽に足を運んでもらい、人形談議を楽しみたい」と長野さん。入場無料。
 問い合わせは同店(TEL0977・22・5767)まで。

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