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7年で債務超過解消 九乳の再建計画合意

[2010年02月18日 09:00]

記者会見で再建計画を説明する九州乳業の江川清一社長(右)。左は赤峰国治専務=17日午後、県庁

 九州乳業(九乳、本社・大分市、江川清一社長)は17日、金融債権の一部放棄を柱とした再建計画が取引金融機関などの合意を得られたと発表した。関連会社の整理や商品数の絞り込みで利益率の向上を図り、今後7年間で債務超過を解消する方針を示した。

 県庁で江川社長ら幹部が会見し、計画の内容を説明。金融機関など19の関係先が持つ金融債権156億9100万円のうち、99億2300万円の放棄を受ける。これにより09年3月末で約130億円あった債務超過額が約31億円にまで圧縮される。
 資本政策では(1)筆頭株主の県酪農業協同組合は100%減資をした後で2億円を出資(2)県など他の株主は90%減資(3)新たに地場企業5社(フンドーキン醤油、大分瓦斯、フォレストホールディングス、サン・ダイコー、三和酒類)から計8500万円の出資を募る。
 関連会社は18社のうち「みどり食品」「みどり南乳舎」など3社程度を残し、それ以外は事業譲渡や解散・清算を進める。人員体制は既に昨春までに約100人の削減と賃金の平均26%カットを実施しており、さらなる削減はしない方針。
 現在の商品数は218品目だが、3割ほど絞り込んで利益率の向上を図る。2010年3月期の売上高は約130億円の予想だが、再建計画の着実な実行により、5年後(15年3月期)に150億円台まで引き上げる。17年3月末までの債務超過解消を目指す。
 江川社長は「金融債権者の合意が得られたことで自主再建への道筋が付けられた。金融機関や行政、地元経済界からの支援、協力に応えるため、役職員が一体となって経営再建に努力したい」と決意を表明した。

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