別府市の商業施設「ゆめタウン別府」の誘致に伴い計画されたシネコン建設などが遅れている問題で、浜田博市長は16日、経営するイズミ(広島市)を訪問。山西泰明社長に計画の早期実現を要請した。
別府市の説明によると、浜田市長は「市長任期中の建設着手は難しい」とした山西社長の発言に抗議した上で、市とイズミが2006年に結んだ立地協定に沿って施設整備を進めるよう求めたという。イズミは「要請は真摯(しんし)に受け止めたい。地域貢献策については引き続き慎重に検討したい」とコメント。今後、事務レベルで具体的な協議に入るという。
立地協定にあるシネコンや立体駐車場建設などの2期計画は実現のめどが立っておらず、市議会などで批判が出ている。「誘致」を掲げて出直し市長選を戦った浜田市長は昨年の議会で「年明けには(イズミに時間的な猶予を与えるかどうか)決断する」と答弁。今年1月、「猶予は与えられない」との結論を示した。
一方、イズミの山西社長は昨年12月、景気悪化を理由に「建設を延期したい」との考えを表明。浜田市長は当初、一定の理解を示していたが、シネコンを期待する市民感情や、「公約の重み」を指摘する市議の意見などを考慮し、最終的な判断をしたとみられる。
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