
衣料品売り場で薄手のセーターを選ぶ買い物客=大分市のトキハ本店
県内の冬物商戦は、平年よりも暖かい影響を受け、衣料品は安価な薄手の商品が好調だったものの、値段の高い厚手の上着の販売は振るわなかった。家電販売店も、ホットカーペットなど暖房関連商品の売り上げが伸び悩んだ。
大分地方気象台によると、大分市の月平均気温は昨年12月が8・6度で平年よりも0・4度、今年1月は6・7度で同0・6度それぞれ高かった。
大分フォーラス(大分市)の担当者は、「冬物衣料の最終処分セールを終了したが、売り上げは昨シーズンと比べて5%程度落ちた。暖冬傾向で高価な上着を買っていた客が、安価な下着に流れた」と話す。
大分、別府両市に3店舗を展開するトキハも、今シーズンは各店舗でコートの売り上げが例年より1割ほど少なかった。一方で、薄くて軽いセーターやブラウスなどは好調で、「冬物衣料全体としては前年並みになった」と話す。
担当者は「保温や発熱などの機能を備えた下着が人気を集めて普及したこともあり、今冬は重ね着をして身軽なファッションを楽しむ人が増えたのが特徴」と分析。さらに「各メーカーは春も薄手の商品を多く投入する」と言い、春物も“軽薄”傾向が継続するとみている。
同店で買い物をしていた同市西新地の主婦、徳丸弘子さん(50)は「今冬は暖かい日が多いので、薄いものを重ねて、着合わせを楽しんでいる」と話した。
家電業界も暖冬の影響を受けた。ベスト電器大分インター店(大分市)では、暖房器具の売り上げが昨年より約2割減少した。木下健作副店長は「手軽に暖を取れるホットカーぺットや電気ストーブの動きが鈍かった」。ケーズデンキパークプレイス大分店(同市)も「暖房器具の売り上げは約1割落ちた」。両店とも「ダウンした分は、好調な薄型テレビなど、ほかの商品の売り上げでカバーしたい」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA