
八坂市長に小切手を贈呈する真砂矩男会長(中央)と渡辺完宏理事(左)
杵築市で約10年間にわたって植樹活動を続けてきた「きつき並木街道100人衆」(真砂矩男(のりお)会長)が「地域の中で、一定の役割を果たした」として解散した。真砂会長らは「樹木の今後の世話に役立ててほしい」と会の残金220万円を市に寄付した。
100人衆は2000年、同市在住のシンガー・ソングライター南こうせつさんが「杵築に街路樹を植えよう」と呼び掛けたのがきっかけとなり、01年6月に発足。100人のメンバーを集めようと名称を先に決め、実際に106人でスタートした。これまで市内6カ所の国道、県道、市道沿いで、モミジバフウ、ウバメガシ、ラカンマキなど239本を植樹してきた。
発足当初から「10年間で区切りをつけよう」と決めており、1月下旬の総会で解散を決めた。総会には南さんも出席し「最近では、環境問題が世界規模で語られるようになったが、杵築では10年も前から活動を続けてきた。わたしの誇りです」とあいさつ。メンバー約30人は「今後もそれぞれの立場で活動していこう」と確認した。
真砂会長と渡辺完宏理事が市役所を訪問。「植樹した樹木の剪定(せんてい)費用などに役立ててもらいたい」と八坂恭介市長に小切手を贈呈した。八坂市長は「長年の活動に感謝する。維持管理費などに充てたい」と礼を述べた。
真砂会長は「道路や街路樹の維持管理は本来、行政の仕事だが、地域住民が一緒に草を取って掃除をし、植樹をしてきたことには意味があると思う。杵築に『おもてなし』の心を芽生えさせるという役目も果たした」と話した。
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