
この春で52年間の歴史に幕を閉じる高田高校商業科。商業科の歴史を振り返る文化祭の発表で掲げた横幕を手にする最後の卒業生となる3年生=豊後高田市高田高校
豊後高田市の高田高校(大畑雅英校長)商業科がこの春で、52年間の歴史に幕を下ろす。現在の3年生38人を最後に、同校は開校100周年を迎える新年度から普通科単独校となる。
高田高校商業科は1958年に開設、多い時には4クラスがあった。県立高校の再編整備の一環で、同科は宇佐産業科学高校に編入され、2008年から新入生の募集を停止していた。
最後の卒業生は、全国の商業系高校の生徒らが高校3年間に挑戦する「全国商業高校協会(全商)検定」の1級で5人が“3冠”以上を達成。検定種目は簿記、ワープロ、情報処理などで、佐藤薫さんと近藤里奈さんは4冠を遂げた。ほとんどの卒業生が進路も決まり、就職先は市内の大分北部中核工業団地への企業進出もあって地元が多い。
昨年の文化祭では、商業科の歴史を振り返る発表を披露し、生徒が感謝の言葉をつづった横幕も掲げた。鴛海誠也(もとなり)君は「同じ仲間と3年間、共に過ごしてきた。みんなで力を合わせて最後の文化祭に取り組んだのが思い出」、鴨真太朗君は「商業科でいろいろな経験ができた。学んだことを将来に生かしていきたい。無くなるのは寂しい」と思いをはせる。
商業科担任の末次宏庸教諭は「市内には商業科のOBも多い。地元に貢献してきた思いもあるし、寂しい限り。卒業生には52年の歴史と誇りを胸に人生を歩んでほしい」と話した。
卒業式は3月1日にある。
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