
ダイコンに付けた墨を顔に塗り合う参加者=14日、佐伯市宇目木浦鉱山区
佐伯市宇目の木浦鉱山区で14日、鍋墨を顔に塗り合う奇祭「すみつけ祭り」が開かれた。無病息災や家内安全を祈る2年に1度の祭り。“黒化粧”をした多くの人々でにぎわった。
区内の山神社で神事。もちまきの後、住民たちが民謡「宇目の唄げんか」などを披露した。赤い衣と赤い面を着けた荒神が登場すると、すみつけが始まった。
境内に集まった約500人が「ひとつ祝わせちょくれ」と声を掛け合い、ダイコンの切れ端に付けた墨を互いの顔に塗り付けた。顔を真っ黒にした姿に歓声が絶えなかった。初参加という市内の会社員河野千尋さん(25)は「墨を塗って誰とでも仲良くなれるところがいい」と話した。
その後、「大幣(おおべい)」と呼ばれる、短冊状に細工した障子紙を無数に付けた飾り物(長さ5メートル、重さ50キロ)を担いだ男衆とおはやしが地区内を回った。
由来は鉱山の安全祈願とされている。一時中断した経緯もあったが、地区外で暮らす出身者の手助けもあって受け継がれている。
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