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推薦入試狭き門 システム好評の爽風館高校

[2010年02月14日 09:18]

建設が進む爽風館高校=大分市上野丘

 定時制に通信制を併設する単位制高校として4月に開校する「爽風(そうふう)館高校」(大分市、有定裕雅校長)が受験生の人気を集めている。推薦入試の競争倍率は学校全体で1・8倍と、「定時制では過去、聞いた事がない」(県教委)というほどの狭き門となった。従来の夜間に加え、日中も午前と午後に授業を行う。「働きながら高校に通いたい」「今は不登校だが高校で学びたい」といった生徒など、さまざまな子どものニーズにマッチしたようだ。

 同校の定時制課程は授業時間に応じてⅠ部(午前)Ⅱ部(午後)Ⅲ部(夜間)に分かれる。推薦入試ではⅠ部の倍率が3・43倍と、県内で最も高かった。
 同校は1日の授業時間が2限(1限は90分)までで、通常なら4年間で卒業するが、他部の授業を履修することで3年で卒業することも可能。履修カリキュラムも必修科目を減らし、習熟度別の授業を導入。大学入試や就職、資格取得など、生徒の目標に応じた時間割を作ることができる。
 受験生の母親(大分市、40代)は「大学生の感覚で授業を選べそう。開校していないので未知の部分もあるが、子どもも既存の学校にはないものを期待しているようだ」と話す。
 同校のシステムは不登校の生徒にも好感を持たれている。ほとんど中学校に行っていないという受験生の母親(大分市、40代)は「1日の授業時間が短く、カリキュラムも自分で作れるので心身の負担も少ないと思う。合格して友達をつくり、普通の生活に戻ってくれることを願っている」。
 大分市内の中学校教諭(40代)によると、不登校気味だったり、アルバイトをしながら高校に通い、専門学校の学費をためようと受験した生徒も多いという。「生活スタイルに応じて通えるのが便利。爽風館が『定時制は夜間』というイメージを崩してくれた」と歓迎する。
 有定校長は「全く新しいタイプの学校だけに期待も大きい。さまざまな子どもに自分のペースで能力や適性を磨いてほしい」と話している。

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