県の2010年度一般会計当初予算案を分かりやすくするため、年収594万円の家計に置き換えてみた。
09年度に引き続き、不況の影響で家計を支える「あるじの給料」(県税収入)が大きく落ち込んでいる。年収は117万円。08年度から2年間で34万円減った勘定だ。実家からの支援(地方交付税)に期待を寄せたが、実家の家計も苦しく、前年と同水準を維持するのがやっとだった。
このため、食費(人件費)をさらに切り詰め、実家の方針変更で家の増改築費(公共事業)も抑えた。しかし子育てなど家族の将来にかかわる大切な出費はできる限りの手を打った。
資金の不足分は実家からの臨時仕送り(国の補正で設けた基金)を使い、将来の出費に備えた預貯金(財政調整用基金)をできるだけ使わないようにした。借金(県債)もかさんだが、そのうちの約60%は後で実家から手当てされる(臨時財政対策債)約束だ。
収入は大幅に落ち込んだものの、生活水準は大きくは下げられない。景気が回復し、収入が以前の水準に戻らなければ、来年度はさらに厳しいやりくりも予想される。
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