
広瀬勝貞知事に実情を説明する竹田市の土地改良区関係者=12日
ダム湖の地盤から水が漏れ、事業計画が大幅に遅れている大蘇ダム(熊本県産山村)問題で、広瀬勝貞知事が19日、農林水産省で郡司彰副大臣と会談することが決まった。これに先立ち広瀬知事は12日、県庁で受益地・竹田市の土地改良区関係者から要望を聞いた。
荻柏原土地改良区(瀬井宏一理事長)、竹田市土地改良区(森忠治理事長)、荻西部土地改良区(坂本武千代理事長)の関係者6人が出席。瀬井理事長らが「毎日1万トンほど漏水している。4月以降の水がほしい時期に機能しない」と窮状を訴え、「計画通りのダム完成を望む。工事にどれぐらい掛かるか、具体的な数字を農水省から聞き出してほしい」などと要望した。
広瀬知事は「大谷ダム(熊本県高森町)など地域の水源が足りなくって大蘇ダムが必要になったのに、国が大蘇の代替案を探るのは逃げ道をつくったようだ」と受益地に対する理解を示しながら、「みなさんが大蘇ダムによる十分な給水を求めていることや、国に不信感を抱いていることも率直に伝える」と話した。
会談は、昨年12月の記者会見で、赤松広隆農林水産大臣が広瀬知事と問題の対応策を協議する意向を示したことを受けてのもの。
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