
りゅう弾砲の発射準備をする海兵隊員。手前の砲弾が今回初めて使用された発煙弾=3日、日出生台演習場での公開訓練
7回目を迎えた日出生台演習場での在沖縄米軍の実弾砲撃訓練が11日、終了した。今回初めて小火器(小銃と機関銃)訓練が行われ、発煙弾と照明弾も初めて使用した。住民らは訓練を振り返り、「内容は4年前より明らかに拡大した」と批判している。
小火器、照明弾、発煙弾。「前回訓練から4年を経て、『何でもあり』となっている」。1回目から訓練監視を続けている市民グループの遠入健夫さん(73)=大分市=は言う。
地元で畜産を営む衛藤洋次さん(50)も「受け入れたのは沖縄の『県道104号線越え訓練』だった。それが照明弾や発煙弾まで使う“日出生台の訓練”になっている。深刻さを国や県、地元市町はしっかり認識してほしい」と訴える。
訓練部隊は通常、キャンプ・ハンセン(沖縄県)で小火器を使ったりゅう弾砲の警護訓練を行っている。今回、日出生台での小火器訓練は1日だけ。監視活動に参加した三重野昇さん(71)=大分市=は「権利として『やった』という“実績づくり”が狙いだったのでは」と話す。
米軍普天間飛行場(沖縄県)移設問題について鳩山由紀夫首相の私的勉強会は年明け、同基地を長崎県の自衛隊基地2カ所に分散移転し、訓練を日出生台演習場で実施する案を提示した経緯がある。ローカルネット大分・日出生台の浦田龍次事務局長(46)=由布市=は「米軍の訓練拡大の延長として、今後、普天間飛行場の移設問題に日出生台もかかわってくるのでは」と心配した。
演習場に隣接する由布市湯布院町若杉地区の自治委員河野達雄さん(62)は「何事もなく無事に終わって良かった。だが、来年以降の訓練がどうなるか。不安を感じる」と話した。
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