
「北原人形芝居」第3幕「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ) 八百屋お七」の一場面=7日、中津市北原の原田神社「万年願」
中津市北原地区の伝統行事「北原人形芝居」(県指定無形民俗文化財)が7日、地区内の原田神社であった。地元住民、市内外から大勢の観光客が訪れ、情感あふれる人形浄瑠璃を満喫した。
鎌倉時代から続くと伝えられる伝統芸。地元の北原人形芝居保存会と三保小学校人形クラブの児童が、同神社「万年願」で奉納を続けている。以前は旧正月の2月4日に行っていたが、今は2月の第1日曜日に。
芝居は、めでたい儀式舞の「翁渡(おきなわたし)」で開演。続いて児童による「傾城(けいせい)阿波の鳴門・巡礼歌の段」が始まった。幼いころに別れた両親を捜す娘と、悪人に追われることになった実の母が偶然に出会い、娘の身を守るため、親子を名乗らずに別れるという話。児童は練習の成果を存分に発揮し、切ない悲劇を熱演した。
この後、保存会メンバーが登場。「伊達娘恋緋鹿子(こいのひがのこ)」を皮切りに、1体の人形を1人で操る“はさみ遣い”で演じる「日高川安珍清姫道行の段」、清姫が大蛇の姿で川を渡る「日高川入相花王(いりあいざくら)渡し場の段」を次々と披露し、「絵本太功記十段目」で締めくくった。
晴天にも恵まれ、境内は300人を超す見物客でにぎわった。舞台で繰り広げられる伝統芸能に大満足の様子。1幕終わるごとに、大きな拍手が送られていた。
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