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諭吉110回忌 琴で遺徳しのぶ 明蓮寺

[2010年02月04日 09:41]

諭吉が晩年に楽しんだという「六段の調べ」を追善演奏する琴の生田流磯貝社中=3日、中津市の明蓮寺

 中津ゆかりの福沢諭吉(1835~1901年)の110回忌法要が命日の3日、福沢家先祖の墓がある中津市の明蓮寺であった。

 市民ら関係者約50人が訪れた。琴の生田流磯貝社中(磯貝泰子大師範)が、諭吉が晩年に楽しんだという「六段の調べ」を追善演奏。法要が始まり、重松祐誠住職が読経する中、参加者は市指定史跡でもある2基の墓前で手を合わせ、遺徳をしのんだ。
 この後、近くのリル・ドリームで記念講演会。福沢旧邸保存会理事長の鯨井佳則副市長、新貝正勝市長のあいさつの後、慶応義塾福沢研究センターの米山光儀所長が「福沢諭吉と社会教育」と題して話した。
 この日は、諭吉の墓がある東京麻布の善福寺でも法要が行われた。
 また、同市本耶馬渓町の羅漢寺参道入り口には、命日を前に「羅漢寺参詣記念之碑」が設置された。福沢諭吉協会の福田一直さん=同市沖代町=が発起人となり、豊田歴史の会(兎洞義孝会長)、土地所有者の松尾正さん=本耶馬渓町跡田=らの協力で建立した。
 諭吉が幼少のころ、母親と一緒に同寺を訪れ、後の競秀峰景観保護など、耶馬渓開発に尽力する原点となったことが記されており、関係者は「観光アピールにもつながれば」としている。

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