
大型バス専用の第1車線と一般車両用の第5車線。県庁利用者が第1車線に入ろうとして、バスに気付かないケースが多い=大分市の県庁北交差点
大分市中心部の国道197号にある「県庁北交差点」で、市役所方面から右折する路線バスと、一般車両が接触する交通事故が目立っている。路線バスが第1車線(左端車線)の大型バス専用レーンを使い、大回りで右折するのに対し、バス以外の車は3車線隔てた中央寄りの第5車線から右折するため、バスに気付かずにぶつかるなどしている。県警は、大型バス専用レーンの路面を赤く塗って一般車両に注意を促しているが、新たに第5車線の路面に別の色を塗るなど再発防止策の検討を始めた。
現場の国道は5車線あり、第1車線が大型バス専用の右折レーン。第5車線が大型バス以外の右折車線となっている。第5車線は、県庁を利用する人たちで交通量は多い。
県警交通規制課によると、専用レーンから右折して市道(片側2車線)に入るバスは、必ず第1車線に入らなければならない。第5車線はどちらの車線にも入れるが、「県庁利用者などはその後の左折を考え、第1車線に入るケースが多い」(担当者)という。その際、第1車線に入ってきたバスに気付かず、接触してしまう事故が起きている。
路線バスを運行する大分バス(大分市)によると、この交差点付近で起きた路線バスが絡む事故は、2008年4月以降、5件あった。このうち、右折中のバスに直進車がぶつかった事故は2件。右折した後、市道に入った付近での事故が3件あった。
「ヒヤリとするケースも少なくない」といい、同社は専用レーンを右折する際は周囲を確認するなど細心の注意を払うよう、運転手に指導している。
交通規制課によると、大型バス専用レーンは1998年、渋滞緩和を目的に整備された。従来は、路線バスが第1車線にあるバス停に停車後、県庁方面に向かう右折車線に入るのに2回の車線変更が必要で、ほかの車の通行の邪魔になり、渋滞が起きていたという。
同課は「専用レーンを廃止すれば渋滞が深刻化し、車線変更するバスとの接触事故が増える可能性がある」とし、専用レーンを存続する形で事故防止策を模索。昨年11月に専用レーンの路面を赤に塗り、一般ドライバーに注意を促しているが、今後、第5車線から右折する区間に違う色を塗り、一般車両が市道の第2車線に入るよう誘導することなどを検討しているという。
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