人工腎臓や血液バッグなど医療器生産・販売の川澄化学工業(本社・東京)は28日、臼杵市野津町に成形加工部門を集約させた新工場を建設すると発表した。同社の100%出資で設立する子会社「川澄プラスチック」が運営する。同社は国内工場のすべてを県内で展開しており、4工場目。
新工場は自社所有の遊休地を活用し、延べ床面積約5800平方メートルの建物を新築する。2011年2月に完成し、5月から操業を始める予定。他工場の製品組み立てラインを一部移設し、生産効率化も目指す。投資額は約15億円を見込む。
新工場では、医療器用の射出成形部品を製造するほか、そのための金型を設計、試作、製造する。新会社が運営する同部門の従業員数は約80人で、このうち半数以上を地元で採用する。現在は分散している成形加工部門を集約し、精密加工の技術向上を目指す。他工場からの生産ライン移設と併せ、競争力強化を図る。
同社経営企画室は「新会社の設立で、医療器生産拠点としてさらに充実する。技術と品質の向上により、国内市場でのシェアを拡大したい。タイで展開する生産拠点のマザー工場としての役割も担う」としている。
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