
「1人欠けても作業は進まない。これからも活動を続けたい」とメンバー
大分市の坂ノ市地域のボランティアグループ「秋桜(こすもす)の会」(渡辺敬子会長、10人)は、和服などのリフォームの技を生かして地域への貢献を続けている。ライフパルで2月2日まで開かれている第26回「わが家のリフォーム作品展」(大分合同新聞後援)にも、会員が和服をスカートや帽子に作り替えた11点を出展している。
「こつこつと縫ってきた作品を見てほしい」と渡辺会長(66)。和服用の雨がっぱや帯を使ってロングスカートや光沢のあるクッションを作り、和服の再利用を提案している。
グループは1993年、小佐井校区社会福祉協議会の高齢者への弁当サービス事業に協力していた女性たちで発足。寸劇で地区の老人会を盛り上げているほか、病院や福祉施設向けにおむつを縫ったり、和服をリフォームした作品を地域の祭りで販売している。
これまでにおむつを約8800枚、和服のリフォームは約700点を縫い上げた。売上金で公園に時計を設置したり、知的障害者社会就労センターにクリスマスプレゼントを贈って交流し、老人クラブで料理を振る舞うなど、地元での支援を続けている。
会員のライフワークになっている和服のリフォームは分業制。会員の自宅に眠っていたり、知人らから寄せられた和服を活用。阿部住子さん(79)が「この和服に新しい命を吹き込もう」と丁寧に糸をほどき、安藤トシエさん(81)が手早く裁断。手触りや柄を生かして何を作るか、アイデアを出している塩地キミヱさん(73)は「素人ばかりで1人欠けても作業は進まない。これからも奉仕と友愛の心を大切にして活動を続けたい」と話している。
リフォーム作品展では、市内の8歳から82歳の52人が家庭で使われなくなった衣類や小物を再利用して作った165点を展示している。
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