
県立芸術会館を視察する県美術館構想検討委員会の委員たち=27日
県立芸術会館の老朽化などに伴い、県立美術館の在り方を検討する「県美術館構想検討委員会」の第1回会合が27日、芸術会館であり、「県立美術館が必要だ」との認識で一致した。
今後、美術館のコンセプトや機能、整備の在り方などについて基本構想を取りまとめ、県民からパブリックコメントを募集した上で、年内にも広瀬勝貞知事に答申する。
検討委は経済、教育、美術、建築などの専門家と公募委員の計11人で構成。委員長に澄川喜一東京芸術大学名誉教授、副委員長に中山欽吾県立芸術文化短期大学長を選任した。
委員は会合に先駆けて同館を視察。(1)築後32年がたち老朽化が進み、現状のまま使っても今後5年間で約16億円の保全経費が必要(2)展示室の面積が都道府県平均の3分の1にも満たない―など現状と課題について県から説明を受けた。
意見交換には広瀬知事も出席。「それなりの予算をかけて新美術館を造ることは可能なのか」との質問に対し、広瀬知事は「それなりの対応はできる状況にある。造るお金がないのなら最初から諮問もしない。県民が納得できるいいコンセプトができて、やれということになれば、少々無理をしてもやろうと思っている」と明言した。
新設、リニューアルなど整備の在り方は今後、議論することになるが、建築家の委員は「再利用は可能」との認識を示した。
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