
第1回「ユニバーサルベンチャー・ビジネスプランコンテスト」でグランプリに輝いた「車椅子泉伝志団(くるまいすせんでんしだん)」。車いすの集団が商店街などを回ってイベントや企業をPRする
別府市千代町のNPO法人「自立支援センターおおいた」が企画した広告事業が、第1回「ユニバーサルベンチャー・ビジネスプランコンテスト」でグランプリに輝いた。車いすの集団が街中を回りながらイベントや企業を宣伝する―というもので、車いすの操作さえできれば重度の障害者もできる仕事。車いすが目立つことを生かした意外性や、ビジネスとしての実現性などが評価された。
コンテストは障害者の特性を生かした起業計画を競うもので、東京都内の起業家らでつくる実行委員会が初めて開催。全国から10組・11プランの応募があった。1次審査を通過した6組が17日に東京都であった最終審査でプレゼンテーション。大賞に選ばれた同センターには賞金として100万円が贈られた。
「車いすで外出するとジロジロ見られる」という“嫌な経験”を逆手に取ったアイデア。同センターのスタッフや公募した障害者らが「車椅子泉伝志団(くるまいすせんでんしだん)」を結成。覆面姿など派手ないでたちで大きな声を出しながら中心市街地を回り、企業やイベントをPRする。
市の助成を受け、昨年夏から計5回実施。依頼主や市民らの反応も良かったという。「直接触れ合って訴える宣伝効果は大きい。本格実施に向け料金体制なども整えている」とスタッフの福田浩範さん(39)。
米倉仁理事長(48)は「車いすも個性として、障害者だからこそできる仕事を考えた。受賞をきっかけに、ビジネスモデルとして広まれば」と喜んでいる。
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