
今春にも「まるひで」グループが運営するガンジーファーム=竹田市久住町久住
九州乳業(九乳、本社・大分市、江川清一社長)の経営再建の一環で、関連会社2社が運営する竹田市久住町の観光施設「ガンジーファーム」を、食肉販売や宿泊業などを手掛ける「まるひで」(大分市、小野秀幸社長)グループに事業譲渡する交渉を進めていることが11日、関係者への取材で分かった。施設は久住高原の観光拠点の一つで、県内企業の手で営業が継続される見通しとなった。
施設は現在、「みどり高原牧場」が牧場を、「ガンジーハウス」が売店やレストランなどを運営。九乳はグループ企業の整理を進めており、2社の事業を一括して受け入れる譲渡先を探していた。敷地の地権者らの同意を得られれば、今春からまるひでグループが運営する。従業員の雇用も引き継ぐ方針。
まるひでは食肉小売りでは県内トップの業容を誇る。グループで焼き肉レストランや旅館、ホテルの経営などを手掛けている。由布市内に牧場を造り、肉用牛を肥育することも昨年11月に表明した。まるひで本体の年間売上高は約65億円(2009年9月期)。
ガンジーファームは広さ約100ヘクタール。乳質の高いガンジー牛を飼育し、ソフトクリームなどの乳製品を販売。搾乳体験や動物との触れ合いも楽しめる。1987年に牧場、89年に加工・販売施設がオープンした。体験型観光牧場として人気があったが、近年は久住高原を訪れる観光客の減少から業績が落ち込んでいた。
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