
「灯芸 野呂窯」で陶芸制作に励む野呂さん。作品はランプシェードが中心
日活の元俳優でテレビ番組「元祖どっきりカメラ」などで活躍した野呂圭介さん(76)が、由布市湯布院町下湯平で陶芸制作をしている。2009年8月にオープンした工房兼ギャラリー「灯芸(とうげい) 野呂窯」で作品作りに励む毎日で、「芸能界の華やかな世界より、一人で作品に向き合う職人の方が性に合う。これからも新たな作品をどんどん作っていきたい」と笑顔で話した。
野呂さんは鹿児島市出身。1958年に日活に入社し、「踏みはずした春」で俳優デビュー。個性的な悪役として石原裕次郎や小林旭などと多く共演。その後は、テレビ番組「元祖どっきりカメラ」で活躍した。
78年に鹿児島県に帰郷。95年にテレビ番組で宮崎県の陶芸家園田貞哉さんと出会ったことをきっかけに陶芸に本格的に取り組み始めた。園田さんの下で4年間修業した後、06年に湯布院町内にいったん工房を構え、その後、現在の場所に拠点を移した。全国各地で個展を開いている。
作品はランプシェードが中心。工房に籠(こ)もり、約1カ月かけて制作する。最初はフクロウの形をメーンに作っていたが、ひまわりやトンボなどの切り込みが入った独創的な作品も多く手掛ける。「器などは上手な人が多く、とても太刀打ちできないと感じたので、ランプシェードにした。優しい光が灯(とも)るとパッと場も華やぐ」と魅力を話す。
「六十の手習いで始めた陶芸だが、今は生活のすべてになっている。いろんな作品を作って、このまま湯布院に骨をうめます。ぜひ作品を見に来てください」と話した。ギャラリーは午前10時から午後5時まで。不定休。問い合わせはTEL0977・86・2986まで。
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