
マイケル・ジャクソンなど笑顔あふれる作品を生み出す井手さん
別府市石垣東の美容師、井手幸信(本名井出信男)さん(63)は陶芸で人物像を作る“陶像作家”。全国的にも珍しく、県陶芸界から注目を集めている。七福神をイメージした作品を中心に、マイケル・ジャクソンやオバマ米大統領など、豊かな表情が印象に残るユニークな像を次々と生み出している。
「年を取っても人との縁を広げていきたい」と、独学で陶芸を始めて13年。自分にしか作れない物にこだわってきた。大まかな形を作った後、内側から膨らませていって像を作る。割れないようにするのが難しく、理想の作品ができるまで7年ほどかかったという。
昼は美容室で、夜は市内のホテルで働き、仕事の合間を縫って制作に励んでいる。昨年は全国公募2009陶芸財団展で入選、第45回県美術展で県教育長賞を受けるなど活躍した。
今年は夫婦で36年間営んできた美容室をたたんで杵築市内の古民家に移り住み、念願の工房を持つ予定。陶芸教室を開いたり、自分の窯で作品を焼く―などの夢を膨らませている。
「好きで打ち込めるものがあるのはいいこと」と温かく見守る妻の幸子さん(58)。井手さんは「作品を見て癒やされる人がいるとうれしい」と満面の笑みを浮かべる。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA