
別府市のべっぷアリーナで合宿をしたバレーボールVリーグのサントリーサンバーズ。市の対応に高評価
スポーツの大会や合宿の誘致で、宿泊客の増加を狙う別府市の「スポーツ観光」が“成長”している。国内での誘致が順調で、本年度は過去最高を更新しそうなペース。韓国をターゲットにした誘致活動もスタートした。「1~3月は宿泊の閑散期で、特に平日対策が課題。団体で連泊するスポーツ関係者はありがたい存在」(市旅館ホテル組合連合会)と業界は期待を寄せる。
市によると、本年度のスポーツ観光の実績は、延べ宿泊者数が約2万3千人(昨年10月末現在)。経済効果は約4億円で、いずれも過去最高のペースという。
秋に合宿をしたバレーボールVリーグ・サントリーサンバーズのチームマネジャー阿南卓さん(32)は「べっぷアリーナのような充実した体育館を1週間続けて使える所はほかにない」と別府市の対応を高く評価。疲労回復に役立つ温泉や、食事の注文に柔軟に対応できるホテルの存在も魅力として挙げた。
外国へのアプローチも始まった。昨年10月、市や市観光協会、宿泊施設の関係者が韓国のソウル、プサン両市を訪ね、サッカーKリーグのチームや大学運動部など18団体に「別府合宿」のメリットをアピールした。▽街がコンパクトで病院や買い物などの都市機能が充実▽宿の料金設定が幅広く、大部屋もある―ことへの関心が高かったという。
「好感触だった。冬のキャンプは滞在期間が長く、固定客になれば効果が大きい」と市観光まちづくり課で誘致を担当する浜本徹夫主幹(50)。「観光地・別府は韓国でも有名だが、スポーツの合宿地としては未開拓」なだけに、新たな市場への期待は大きい。
一方、市内のスポーツ施設だけでは対応できず、周辺自治体の施設を確保するケースも出てきた。市観光協会誘客推進役の安部雅文さん(46)は「スポーツ観光をさらに広げていくには、県全体のスポーツ施設が共通認識を持ち、連携して取り組むことが不可欠」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()