大分のニュース

就職未定の高校生 2割以上500人超える

[2009年12月31日 05:02]

低迷する景気の影響を受け、内定を得ていない生徒には不安と焦りが募る=24日、大分市の大分商業高校

 就職を希望している来春卒業予定の県内の高校生が、厳しい就職戦線に悪戦苦闘している。景気低迷の影響を受け、企業などの求人数は昨年より大幅に少なく、好転の兆しは見えないまま推移。関係者は内定が得られず越年する生徒は2割以上、500人を超えるとみている。生徒は不安、焦りを抱えながらも年明けからの就職活動に目を向けている。

 大分労働局によると、県内の新規高卒者の就職内定率(11月末現在)は72・2%。男女別では男子77・7%、女子64・9%。例年、12月に内定が出る件数は少なく、関係者は2割以上の生徒が内定が得られないまま越年するとみている。
 労働局や高校は「不況の影響で、女子の志望が集中する販売・事務系の求人の減少が目立つ。就職は近年になく厳しい」と話す。
 佐伯豊南高校の2学期末の内定率は82%。県全体の水準より高いが、前年同時期を8ポイント下回っている。同校によると、年明けに地場企業から事務系の求人が出るのを期待し、それまで待っている女子生徒がいることも影響しているという。
 進路担当の教諭は「2次募集が少なく、一般求人を出している企業に新卒での採用を打診している」と“求人開拓”に懸命。
 大分商業高校は3年生の約7割が女子生徒。今年、同校に届いた求人数は昨年から3分の1ほど減少した。就職希望の135人のうち内定を得たのは82人(24日現在)。内定率は60・7%で例年より約10ポイント低い。
 進路指導主任の宮辺勇一教諭は「生徒を励まし、求人開拓に力を入れているが、数年後に雇用情勢が好転することを期待して、進路を就職から進学に切り替えた生徒もいる」という。
 就職希望の女子生徒(17)は、「情報関係の資格も取得して2社を受けたが駄目だった。両親から励まされるたびに焦りが生まれて…」と、か細い声で話した。別の女子生徒(18)は「苦労を味わうなら早い方がいいと、自分に言い聞かせている。今は、負けないぞという気持ち」と話した。

 <ポイント>
 【来春卒業予定の高校生の就職状況】 県内の就職希望の生徒は2721人。11月末現在の就職内定率は72・2%で前年同期に比べ8・7ポイント低く、下げ幅は平成に入って最大。求人数は前年同期比41・9%減の2268人で、新規高卒者の求人倍率は0・83倍。

県内過去のニュース

2月17日

2月16日

2月15日

2月14日

2月13日

2月12日

2月11日

2月10日

2月09日

2月08日

2月07日

2月06日

2月05日

2月04日

2月03日

2月02日

2月01日

1月31日

1月30日

1月29日

1月28日

1月27日

1月26日

1月25日

1月24日

1月23日

1月22日

1月21日

1月20日

1月19日

1月18日

[PR]セントラル短資FX

※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA