
混雑するおせち用生鮮食料品売り場=30日、大分市のトキハ本店
正月が目前に迫った30日、県内の百貨店やスーパーは迎春準備の買い物客でごった返した。景気低迷で歳末商戦も厳しい中、各売り場では少しでも財布のひもを緩めてもらおうと声を張り上げた。
大分市のトキハ本店では、おせち料理に欠かせないごまめやかまぼこ、黒豆などの売り場が混雑。予約販売のおせちは「注文数は例年並みだが、不況の影響からか単価が下がっている」と担当者。2万円前後のセットが売れ筋という。
2~3人用の少量のオードブルや食材を購入する人が多く、同店は「外出せずに、自宅で家族水入らずの年越しをする人が多いのでは」と分析している。
同市王子北町のスーパー「トキハインダストリー春日浦フードスタジアム店」には、鏡もちやしめ飾りがずらりと並んだ。鏡もちは、大きいもので約2・5キロの二段重ね。近年は切り分ける手間がなく、使いやすいため「ビニール製の鏡もち型の容器に個別に包装した丸もちを入れたものが人気」という。
ニーズの多様化に合わせ、しめ飾りも「鶴型」や「リース型」などさまざまな種類を取りそろえている。
同市王子西町の主婦橋本玲子さん(56)は、しめ飾りを手に「これから帰って、お正月の準備です。今年は孫も帰ってきたので、お菓子もたくさん買いました」と話した。
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