大分市所有の田能村竹田の国重要文化財「紙本淡彩桃花(とうか)流水図」と「紙本淡彩冬籠(とうろう)図」の掛け軸2本が、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で修理中に水による染みが付いたことが26日、分かった。博物館は「適切な処置で除去可能」としている。
染みが見つかったのは21日朝。桃花流水図には10カ所程度、冬籠図に4カ所程度、水滴による大小の輪染みができた。部屋の照明器具などに結露した水滴が、作業台に広げていた作品に落ちたらしい。
連絡を受けた大分市は市美術館の副館長と学芸担当主幹、修理事業担当者の計3人を24日までに博物館に派遣し、状況を確認した。
市は2006年度から毎年1~3点、竹田関係資料の修理を九州国立博物館で行っており、今回の作品は絵の裏打ちのため、6月に博物館に送っていた。市美術館の岡克己館長は「大変驚いている。九州国立博物館の適切、誠実な対応をお願いする」と話している。
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