大分のニュース

「客引き」後を絶たず 都町取り締まりルポ

[2009年12月26日 14:47]

大分市都町で客引きの取り締まりをする大分中央署員

 県内最大の繁華街・大分市都町。忘年会などの酔客でにぎわう一方、県条例で禁止されているキャバクラや風俗店の客引き行為は後を絶たず、大分中央署には市民から苦情が寄せられてもいる。同署が実施したパトロールに同行した。

 午後7時50分、署員9人は、ジャージーにジャンパー、ジャケットなど砕けた格好で同署を出ると、A、Bの2班に分かれ、目と鼻の先の都町へ。ベテラン署員は「立ってきょろきょろしていたり、トランシーバーを持った人物には気をつけて」と、若手署員に注意した。
 同8時すぎ、A班はキャバクラなどが営業するビルの前を通り掛かった。ネオンの下に10人ほどの男女が立っていて、ほろ酔いの男性に声を掛けている。
 間もなく、若い女性が署員に近づいてきて、店の宣伝チラシを差し出した。署員は警察手帳を見せ、「チラシは配っていいのかな。店長に確認してきて」と注意。「すみません」。女性は慌てて店へと戻った。
 同8時40分、男性がB班の署員に「店を探しているんですか」と声を掛けてきた。署員が「何をしてるの」と尋ねると「客を待ってます」と返答。「客待ちはしたらいけません。この次やったら署に呼ぶよ」と警告すると、男性は緊張した表情に一変。署員は男性に名前などを聞いて記録した。
 いつの間にか、若い男性が後ろを付いてきていることに気付いた。「角を曲がった」「ジャングル公園付近に4人」と携帯電話で連絡している。署員によると、パトロールする署員をマークし、巡回の情報を店に伝えているのだという。
 同9時すぎ、パトロールを警戒してか、通りで客待ちをする店員らの姿はほとんど消えていた。すると、署員は2班態勢を変更して2、3人で一組になった。状況の変化に対応してパトロールの方法を変え、引き続き都町を回った。
 この夜はキャバクラなどの客待ちで18人に警告した。摘発はなかった。同署は「今後も取り締まりを続け、安全なまちづくりを推進したい」と話した。

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