
大分おもちゃ図書館「まこと」で遊ぶ日出養護学校中学部の生徒たち
別府市上人西の大分おもちゃ図書館「まこと」は、別府大学内に移転後1年間の利用状況をまとめた。障害のある子どもが伸び伸びと自発的に遊べると好評で、玖珠町での移動図書館も含め延べ583人の利用があった。発達を促すおもちゃの提供や教具の作成支援、料理教室といった障害者の余暇活動支援にも取り組んでおり、「誰でも気軽に足を運んでほしい」と呼び掛けている。
ボランティアが運営する同図書館は昨年5月、大分市内で誕生し、同9月に別府市に移転した。子どもだけでなく、福祉や教育を学ぶ学生も利用。高齢者が遊び感覚を取り戻したり、昔の遊びを教えようと来館することもあった。
感覚を刺激する玩具、木や布の手作りおもちゃなど545点を収蔵。発達や年齢に応じた遊びを通して、親子のきずなを深めることができ、文字の学習や指先の運動といった作業訓練にもつながっているという。
特別支援学級・学校の子どもも目立った。日出養護学校は授業の一環として小・中学部が4回に分かれて訪問。中学部の1年生4人と12月中旬に利用した見良津美由紀教諭は「生き生きとした表情を見せたり、衝動性のある子が集中力を維持できたりするなど効果を感じた。学習教材選びのヒントももらえた」。
代表の井上秀子・同大学非常勤講師(75)は「今後、障害の特性に適したおもちゃを提供できる専門員の養成などが必要。子どもが遊びや工作を通して個性を発揮し、育ち合う場にしていきたい」と話している。
開館は水曜(午後1~6時)と土曜(午前9時半~午後6時半)。問い合わせは井上代表(TEL090・4484・8520)へ。
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