
新設校に向けて準備を整える津久見高校
津久見高校(高橋文洋校長、440人)が、2012年の新設校移行に向けて“変ぼう”を始めた。習熟度別指導による特別進学クラスの設定を掲げる一方、PTA(丸木一哉会長・顔写真中)は学校活性化のため「愛の一言はがき」運動で支援、市連合PTA(川野修平会長)も「地域づくりの拠点として盛り上げよう」と人材教育の要望を高めている。
学校は県の高校後期再編計画で臼杵商業、海洋科学両校と統合。現校地には工業科2、普通科2、商業科2の6クラス=現在は工業科2、普通科2(普通科、情報経理コース)=が設置される。
公立高校をめぐる環境は長期的な少子化や普通科の通学区撤廃により変化。津久見高校でも臼杵、佐伯両市に挟まれている上、JR列車の存在や道路改良、高速道路延伸などによって地域の交通網も改善。卒業生の間にも「学校の生き残り競争が激化する」と予想する声が多い。
経済成長期には在校生1900人を数えた「一市一校」への愛着と、現状の危機感を受けて同校では、新設校移行を校勢浮揚への転機ととらえている。
教科単位数を増やすとともに、新設校がスタートする12年に3年生となる来年の入学生を、新校の“リーダー”と位置づけて、来年から一足早く普通科2クラスを3クラス編成とし、国公立大学やいわゆる難関私大を目指す指導を行う。工業科や情報経理コースは専門性を高める。
「愛の一言はがき」は市内全戸に配布済み。学校紹介の文書に、PTAあて返信用はがきを付けて、学校や生徒、PTAなどに対する意見や要望を求めている。
丸木会長は「存続が危ぶまれる時期もあった普通科の進学体制の復活や、工業科の就職率の高さなどを市民にもっと知ってもらいたい」と話している。
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