
第3回松川賞の募集要項などを発表するゆふいん文化・記録映画祭実行委の清水聡二委員長(左)=県庁
ゆふいん文化・記録映画祭実行委員会(清水聡二委員長)は、中・短編ドキュメンタリー映画を全国から公募する第3回「松川賞」の作品募集を始めた。入賞作品は、来年5月末に由布市湯布院町で開催予定の第13回映画祭で上映する。
松川賞は、ドキュメンタリー映画界の巨匠で、長年にわたって同映画祭に参加した松川八洲雄監督(故人)の偉業をしのび、2008年に創設した。記録映画は上映される機会が少なく、同映画祭は貴重な発表の場として注目されていて、同年は国内外から64本、今年は65本の応募があった。
応募作品の中から実行委員らが入賞作品(5本程度)を選考する。これまでは入賞作品の中から大賞1本を選んでいたが、実行委員会は「個性ある作品に優劣をつけるのは映画祭の趣旨にそぐわない」として、第3回松川賞から大賞の選考は行わないという。
その代わりに、宇宙物理学者の池内了氏、文化人類学者の辻信一氏ら映画祭のゲストコメンテーターが気に入った作品を選ぶ「特別賞」(賞金総額10万円)を新設するほか、映画祭で上映後に観客が選ぶ「観客賞」を設ける。
清水委員長は「選考メンバーに映画のプロはいない。松川賞は編集、撮影技術の完成度の高さを求めるのが主眼ではない。作り手の『思い』が感じられる、力強い作品を求めている」と話している。
募集するのはドキュメンタリー、文化、記録、科学、教育の各映画やテレビ番組などで、1作品60分以内。フィクション(劇映画、ドラマ)やアニメは対象外。応募の資格は問わない。締め切りは来年3月10日(当日消印有効)。
応募先は、〒879―5102、由布市湯布院町川上2863、ゆふいん文化・記録映画祭実行委員会「松川賞」事務局。問い合わせは同事務局(TEL0977・84・4424)。
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