大分のニュース

失業者にワンストップ・サービス・デイ

[2009年12月21日 14:17]

ハローワークを訪れ、住宅手当などについて相談する男性=21日午前、大分市のハローワーク

 不況で深刻な雇用情勢が続く中、生活に困窮している失業者を対象に職業紹介と併せて、住宅などの支援や生活保護の相談を1カ所で受け付ける県内初の「ワンストップ・サービス・デイ」が21日、大分市のハローワーク大分であった。
 政府が今年10月にまとめた緊急雇用対策の一環で、大分労働局や県、大分、由布両市などが開いた。失業給付や職業紹介はハローワーク、生活保護や住宅手当は市町村、当面の生活費貸し付けは社会福祉協議会―と分散している窓口を一本化し、失業者支援に迅速に対応するのが狙い。
 この日は午前9時半すぎ、数人が訪れ、求職登録の有無について確認を受けた後、相談票に希望する支援などを記入。関係機関の担当者が▽仕事=職業紹介、求人情報▽住宅=公的賃貸住宅、住宅手当(支給は最大6カ月間)▽生活=臨時特例つなぎ資金(最大10万円)の貸し付け、生活保護―などの相談に応じた。
 今年3月末に県内の製造業で「雇い止め」に遭ったという元請負社員の男性(39)=大分市=は生活資金の貸付制度の相談に訪れた。申請に必要な手続きの説明を受け、「職業紹介に加え、ハローワークで複数の支援制度が分かるのは大変ありがたい」。
 別の無職男性(30代)は「失業中は生活費や住宅の維持・確保などの悩みが枝分かれするように増えていき、先が見えなくなってしまう。ワンストップサービスは“道しるべ”のような存在。今後も続けてほしい」と話した。
 会場ではこのほか、県弁護士会、社会福祉協議会が多重債務問題や健康に関する相談ブースを開設した。

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