
久保木真人さん(左)から陶芸を習う生徒ら=14日
大分県デザイン協会(竹内友行会長)は14日、大分市の鶴崎工業高校(立花正典校長、820人)でデザイン業界の魅力を教える「デザインキャラバン」を開いた。8人の会員が講師となり、産業デザイン科1年生に仕事の内容ややりがいを伝えた。
若い世代にデザインについて興味を持ってもらおうと初めて実施した。写真やイラスト、映像など8分野を用意。42人の生徒は、自分が興味を持った内容の教室に分かれて受講した。
久保木真人さん(57)=県立芸術文化短期大学教授=は4人の生徒に陶芸について解説。「陶芸と言えば手でこねたりろくろを回すイメージがあるが、いろんな方法を体験してもらいたい」と、ひも状や泥状の粘土を使った造形を教えた。生徒は細く、小さくした粘土を組み合わせ、花や人形などの作品を真剣な表情で作っていた。
グラフィックデザインの教室では、雑誌や広告のデザインを手掛けている長門敦さん(33)=大分市=が実際に仕事で扱ったデザインを例に、アイデアの出し方や完成までの経過などを紹介。生徒が持ち寄ったゲームソフトや漫画のデザインやストーリーについて意見を交わし、「いろんなことに興味を持ち、観察してもらいたい。その積み重ねが将来、仕事をするときに役立つ」と感性を磨くことの大切さを伝えた。
受講した田吹歩夢君(16)は「長門さんの話を聞いてデザインに対する視野が広がった。将来はゲームのデザインやプログラムの仕事で人を感動させたい」と話した。
竹内会長は「生徒はとても意欲的に受講してくれた。今後はほかの学校でも開催し、協会の活性化にもつなげたい」と話している。
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