
かまどのおきをけ散らす荒神=13日夜、豊後大野市三重町上田原の御手洗神社
豊後大野市三重町上田原地区に伝わる「上田原湯立神楽」(県無形民俗文化財)が13日、同地区の御手洗神社で奉納された。荒神が炭火の上を乱舞し、湯の中に舞い手がつかる独特の神楽。3年ぶりの舞を見ようと、多くの人が訪れた。
神楽は江戸期から伝わるとされる。午後1時からの神事に続いて火入れ。雨天のため、前日に太陽の熱で採火した種火を使用。二つの大釜で計24束のまきを使い湯を沸かした。
周囲が暗くなった午後6時ごろから、メーンの湯立神楽。照明を落とした暗闇の中、荒神が素手でかまどのおきをかき出す。地面の上へ広げるようにけ散らすと火の粉が舞い上がり、客席から拍手が起きた。
続いて、竹で釜の湯をかきまぜて冷まし、湯を神棚へ供える「湯霊(ゆだま)取り」。2人の舞い手が湯気の立ち上る釜の前に座り、ササの葉を使って湯を浴びると、周囲にも熱湯が飛び散った。この後、冷ました湯の中に入って祝詞を唱える「釜入り」で神楽を終えた。
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