
写真は佐藤優美さん(中央)に教えてもらいながら、ベビーマッサージに挑戦する子どもたち
別府市南立石小学校(平井妙子校長)は総合学習の時間を利用して、6年生を対象に命について考える授業を行っている。子どもたちは命の尊さや大切さに気付き、友達を傷つける言葉を口にしなくなるなど、徐々に意識が変わりつつあるという。同校は「前向きに生きる人々に会うことは子どもたちの生き方に影響する。将来の夢にもつながる」と考えている。
授業は5年生の時からスタート。これまでハンセン病回復者として自らの体験を語っている熊本県の阿部智子さん(大分県出身・仮名)、乳がんと闘いながら「いのちの授業」を続け、昨年亡くなった豊後高田市の元養護教諭、山田泉さんの家族らを講師に招いた。
講演の前には担任が関連する内容の授業を行い、会いたいという気持ちを高めるようにしているという。
3日には「命の始まりである赤ちゃん」について考えてもらおうと、ベビーマッサージの認定講師、佐藤優美さん(27)=大分市畑中=を招いた。
佐藤さんは足の病気で幼稚園教諭を辞めたが、ベビーマッサージを通じてさまざまな人と出会えたことなどから、前向きな気持ちを取り戻したことを紹介。「周りのどんな人にも優しくしていたら、幸せは巡り巡って自分に戻ってくる」と呼び掛けた。
子どもたちは実際にマッサージも体験。「肌がすべすべで気持ちいい」「触っただけでコミュニケーションが取れるなんてすごい」と目を輝かせていた。
6年2組の担任で、中心となって授業を企画している松永久美教諭(42)は「人と人のつながりの温かさを知ってもらいたい。授業を通じて、将来は命を育てていける人間になってほしい」と話している。
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