
抗議の声を上げる県平和運動センターのメンバーら=30日午前9時半すぎ、日出生台演習場前
在沖縄米軍は30日、来年1月下旬から実弾砲撃訓練を予定している日出生台演習場で事前調査を始めた。訓練反対を訴える市民グループは由布市湯布院町の演習場入り口前で集会。調査日程が非公表とされたことなどに抗議の声を上げた。
九州防衛局によると、事前調査にやって来たのは在沖縄米軍の第12海兵連隊第3大隊のジョーン・ウェスター大隊長(中佐)ら約20人。午前9時50分すぎ、貸し切りバスで演習場に入った。
事前調査は米軍が安全、効率的な訓練計画をつくるために訓練前に毎回、実施している。今回は1日までの2日間の日程。実弾砲撃訓練に使う155ミリりゅう弾砲の砲座位置などを視察するのが目的という。
演習場入り口前には県平和運動センターの関係者や地元住民ら約100人が集まり、午前9時から抗議集会。演習場入りする海兵隊員に向かい「マリーンズ・ゴー・ホーム(海兵隊は米国に帰れ)」と声を上げた。
米軍は2006年度訓練の事前調査(同年11月末に実施、訓練は12月中旬に中止決定)から日程を公表していない。広瀬勝貞知事によると、今回は九州防衛局から「安全のため情報を慎重に扱ってほしい」と要請があった。同局は県や地元自治体には事前通知したが、公表を差し控えるよう求めたという。県は「実施主体が公表すべき」として明らかにしなかった。
県平和運動センターは「県民の安全・安心のためにも、県は自ら日程などを公表すべき」と指摘。実弾砲撃訓練にかかわる日程などについて、県に情報公開を求めることにしている。
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