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大分大会新でV 県郡市対抗女子駅伝

[2009年11月30日 10:03]

1位でフィニッシュする大分市の矢野由佳=大分市営陸上競技場

 第22回県郡市対抗女子駅伝競走大会(県・県教育委員会、県体育協会、大分陸上競技協会、大分合同新聞主催、フンドーキン醤油協賛)は29日、大分市営陸上競技場を発着点とする6区間24キロのコースであった。
 大分が1時間21分22秒の大会新記録で2年ぶり16回目の優勝。A部優勝、躍進1位も獲得した。
 総合2位は臼杵、3位は豊後大野だった。B部は総合4位の別府、C部は国東・東国東が制した。 
 閉会式で石井マサ子審判長が成績を発表。大会副会長(大分陸協副会長)の首藤英俊、糸長晴治、岡松真明、河野信治の4氏と佐藤政昭大会委員長(大分合同新聞社事業局長)が総合、躍進、部別、区間賞の各賞と永年出場者を表彰。石井審判長が「大分の大会新記録達成は素晴らしかった。この日を機に、また一人一人が新しい目標に向け頑張ってください」と講評した。

 【総合、A部、躍進の3冠】 キヤノン勢 原動力に
 大分が別次元の強さで完勝。大会新記録を更新し、総合、A部、躍進の3冠を達成した。
 キヤノンアスリートクラブ九州勢がチームに勢いを与えた。1区で独走態勢を築いた城戸智恵子(19)は「中高生とたすきがつなげ楽しかった」。
 大分西高出身の6区矢野由佳(23)は「大分市で生まれて育った。恩返しができた」と喜んだ。
 中高生も頼れる実業団選手に負けず力を発揮。3区の児玉実果子(大分西高1年)、4区で区間賞の新貝加奈恵(滝尾中3年)は「大会新記録の目標が達成できうれしい」と声をそろえた。
 選手の笑顔を見ながら立川三枝子監督(49)は安堵(あんど)の表情。「勝たなければおかしいメンバーだった。ほっとしています」。
 ダントツの優勝候補との前評判。裏切ることなく、最高のフィニッシュを迎えた。

 【B部1位は別府】 中高生の底上げ実る
 大学生、市民ランナー、高校生、中学生。各年代の力がうまく融合した。別府が総合4位のB部優勝。目標のA部入りも果たした。
 「地元の人間が育ってほしい」。藤田邦広監督は夏場から中高生の底上げを開始。今後につながるチームづくりを進めてきた。
 その中高生が終盤踏ん張った。4区加藤由梨佳(鶴見台中2年)は体調が万全でない中「前との間を詰めることだけ考えた」。5区田原祥子(別府商高3年)は同級生の杵築・古屋知里(同)との競り合いを制し、B部トップへ。「指導してくれたコーチを裏切れないと思った」。
 藤田監督は「来年はもう一歩前進したい」と語った。

 【C部は国東・東国東】 躍進でも2位に
 「エースはいないが総合力で勝てた。若いチームだが皆良く頑張った」。国東・東国東の山本成彦監督(44)は選手をねぎらった。4区を走ったベテランの大塚優子(メディケア亀寿苑)が今年で15回目の出場。記念の大会に「C部優勝」を目標に掲げて練習に取り組んだ。
 1区の松原遥奈(杵築高2年)が区間8位の力走で勢いに乗り、後続もつないだ。昨年のタイムを3分以上縮め、躍進でも2位に。松原は「来年はB部で優勝できるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。

 ☆ 15回出場の大塚 10回の岩尾表彰
 国東・東国東の大塚優子(45)=メディケア亀寿苑=が15回出場、杵築の岩尾愛子(26)=主婦=が10回出場でそれぞれ表彰された。
 大塚は30歳から出場。今年は故障続きで練習が十分でなかっただけに「チームには感謝している」と笑顔。
 岩尾は2年ぶりの大会でA部入り。「大好きな陸上が続けられるのは家族の支えがあってこそ」と話した。

 レース評 1区から首位を譲らず

 躍進順位 
(1)大分市 4分12秒
(2)国東市・東国東郡
 3分37秒
(3)杵築市 3分11秒

 【A部評】大分が1区から首位を譲らず圧勝。
 大分は1区城戸が2キロすぎで前に出るとそのまま独走。2位と27秒差でつないだ。その後も2区牧島、アンカー矢野の区間新をはじめ区間賞四つを獲得。2位に3分近い差をつけ、他郡市を寄せ付けなかった。
 臼杵は3区中野の区間新で2位に上がり、順位を守った。ほぼ全員が区間上位と手堅い走りが光った。豊後大野は2区高橋の好走や5区後藤の区間新などはあったが、安定感をやや欠いた。
 竹田、佐伯は苦しいレース。竹田は6位発進から巻き返せず、佐伯は9位発進から終盤盛り返したが、ともにA部枠を守れなかった。
 【B部評】別府は2位発進から2区で4位に落ちたが、その後は安定していた。4区加藤、5区田原が勝負どころで粘って4位でリレー。アンカー福原が順位を守り、フィニッシュした。
 5位の杵築は10位スタートから後半追い上げた。4区宇都宮亜依が区間2位の好走で5位に押し上げた。躍進も3位。別府と一緒にA部入りした。
 玖珠は苦しい出だしだったが、徐々に順位を上げた。2区森亮、4区浅野は区間4位。6位に食い込んだ。
 9位の日田は3区池内の活躍で一時は4位に。だがその勢いを生かせなかった。中津は前半の健闘も及ばず10位。由布は12位でC部落ちした。
 【C部評】国東・東国東は1区の松原が8位と好発進。2区で三つ順位を落としたが、後続が順位をキープし11位でフィニッシュ。B部入りを果たした。
 速見は4区の栗田が区間8位の力走。5区上田、6区大川もつないで13位。宇佐は15位スタート。5区河野が1人かわして6区吉田がキープ。昨年から一つ順位を上げた。
 豊後高田は一時、13位まで順位を上げたが5区で後退。最下位は脱出した。
 津久見は終始16位から順位をあげることはできなかった。
 (評中の順位は総合)

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