大分のニュース

最後の奉仕 閉校前に心込めて

[2009年11月28日 09:52]

三柱神社の境内で清掃する生徒

 杵築市大田石丸の大田中学校(穐吉文博校長、41人)の全校生徒は25日、校区内の文化財や史跡周辺で清掃活動をした。28年前から年に1回実施している恒例行事。本年度末で閉校するため、今回が最後となる。6班に分かれ、地域の宝に最後の奉仕をした。

 同校グラウンドの隣にある国指定重要文化財の石丸宝塔では、女子生徒6人が周辺にたまった落ち葉を竹ぼうきやくま手で集めた。宝塔は鎌倉時代のものとされ、高さ2・23メートル。生徒たちは作業しながら、塔や刻まれた文字を観察していた。
 筌口地区にある三柱神社は、入り口近くに立つ塔が南北朝時代のものといわれ、市の文化財に指定されている。男女8人が境内を埋め尽くすイチョウの葉を取り除いた。3年の渡辺祐也君(15)は「3年間、この神社の境内をきれいにしてきた。大変だったけど、地元の文化財に愛着を持つきっかけになった」。
 下波多方地区の龍蓮寺で作業した3年の小川健史君(15)は「来年から活動できなくなるのは寂しい。年に1回みんなで集まり、掃除が続けられたら」と話した。田原若宮八幡社(永松)、宝陀寺(沓掛)、財前家墓地(小野)でも清掃した。
 大田地区は「石造美術品の宝庫」とされ、国、県、市指定の文化財、史跡が数多くある。同校では生徒会の保健美化部を中心に活動を続けてきた。
 穐吉校長は「文化財清掃のほか、年末には地区のお年寄りにしめ縄ともちをプレゼントするなど、生徒は地域に密着した活動をしてきた。閉校で学校としての活動ができなくなるのは残念だが、生徒には地域で生きているという思いを忘れないでもらいたい」と話した。

県内過去のニュース

2月17日

2月16日

2月15日

2月14日

2月13日

2月12日

2月11日

2月10日

2月09日

2月08日

2月07日

2月06日

2月05日

2月04日

2月03日

2月02日

2月01日

1月31日

1月30日

1月29日

1月28日

1月27日

1月26日

1月25日

1月24日

1月23日

1月22日

1月21日

1月20日

1月19日

1月18日

[PR]セントラル短資FX

※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA