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県都観光に新ルート 大友氏遺跡や産業施設

[2009年11月27日 10:04]

大分市の大友氏遺跡の発掘現場を見学=25日

 大分市観光協会(幸重綱二会長)は、戦国大名の大友宗麟と、工場や生産設備などを観光資源にした産業観光にスポットをあてた「新観光ルート巡り」を25日に実施した。市民モニターが2コースに分かれて参加。同協会が提案する市外の観光地を加えたコースを体験した。

 国指定史跡の「大友氏遺跡」見学を組み入れた「大友宗麟の軌跡をめぐる」コースには45人が参加。最初に、大分市元町の大友氏遺跡体験学習館を訪問。市教委文化財課の坪根伸也係長らが、遺跡の概要や発掘状況を説明。実際に発掘現場も見学。
 その後、大友宗麟の居城だった臼杵市の臼杵城や城下町を訪れた。宗麟終えんの地である津久見市の大友宗麟墓地公園では、吉本幸司津久見市長が歓迎。市教委生涯学習課の山下俊雄主幹が、晩年の宗麟の様子を紹介した。
 参加した、無職植木誠一さん(78)は「宗麟は大分の誇り。宗麟の一生を巡るコースを歩くと興味がさらにわいた」と感想。徳島県出身の主婦米田エミ子さん(58)は「宗麟のことをよく知らなかったので勉強になった。津久見にも初めて来るきっかけになった」と満足していた。
 産業観光にスポットをあてたコースは、新日鉄大分製鉄所を見学し、臼杵市のフンドーキン醤油工場、久家本店酒造蔵などを訪れた。
 同協会は、毎年、市民モニターを募り、市内を中心とした観光コース巡りを実施。参加した市民の意見を観光政策に生かしている。コースを企画した協会の萩尾晴子さんは「テーマを持って市内を観光すると新たな魅力が見えてくることに気づいてほしい」と話している。

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