
公開授業で外国人留学生や地域住民を交えたギョーザづくり教室を催した別府市の南立石小学校
大分県内の小中学校が授業を地域住民に積極的に公開している。学校の風通しをよくすることで、児童・生徒と顔見知りになった住民が登下校時に声掛けをしたり、教員が授業方法の改善にさらに取り組むといった効果が表れているという。地域一斉の公開日を定めたり、学校を訪れた人にアンケートをするなど自治体を挙げて取り組むケースも見られるようになってきた。
宇佐市教委は毎月19日を「市教育の日」と定め、市内の小中学校を住民に公開。「毎月同じ日に開くことで、地域に取り組みを覚えてもらっている。住民参加の交流会を開く学校も多い」(学校教育課)という。豊後高田市教委も毎月1回実施し、公開日を市のホームページで周知している。
来校者の感想を学校運営に役立てている自治体も。日田市教委は毎年2回の公開日にアンケートを実施。後日開く学校長会で内容を報告し、運営の改善に役立てている。「授業の仕方で改善してほしい点や学校設備の具合など、学校側が気付かない点を教えてもらうことが多い」(学校教育課)という。別府市も昨年度から一斉公開の期間を設け、地域の声を参考に、家庭科や国語の授業に地元住民や外国人留学生を講師として招くなど交流事業を進めている。
宇佐市安心院町の津房小は住民の絵画作品を展示する常設ギャラリーを校内に設置し、日常的に住民と交流する環境づくりに取り組んでいる。別府市の南立石小ではPTAが4月から、地域住民が無償で授業を手助けする「学校サポーター」制度を始めるなど、学校ごとに特色を打ち出す取り組みも活発化してきた。
県教委は2005年から11月1日を「おおいた教育の日」とし、前後の時期を活用した学校公開を奨励しており、「教育を地域全体で考える取り組みを推進したい」(社会教育課)としている。
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